ゆうり動物病院

茨木市高槻市のSFTS発生状況とゆうり動物病院での予防方法について

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【獣医師解説】SFTS感染が拡大中|茨木市・高槻市のゆうり動物病院が教えるマダニ対策

【獣医師解説】SFTS感染が拡大中|茨木市・高槻市のゆうり動物病院が教えるマダニ対策

2025/10/08

こんにちは、ゆうり動物病院の院長です。

今日は「マダニが媒介するSFTS(重症熱性血小板減少症候群)」についてお話ししようと思います。

2025年に入り、大阪府でもSFTSの感染例が相次いで報告されました。

死亡例では動物ももちろんですが人の死亡報告もあります。

飼い主さんも獣医師も亡くなってしまう可能性があります。

とても他人事とは思えない状況になっているので、ぜひ最後までご一読いただければと思います。

SFTSとは?マダニが持つ怖いウイルス

1.

まず、SFTS(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome、重症熱性血小板減少症候群)は、マダニに刺されることで感染するウイルス性の重い感染症です。

SFTS(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome、重症熱性血小板減少症候群)ってどんなウイルスですか?

発熱、倦怠感、頭痛、下痢、嘔吐などの症状が一気に現れ、血小板や白血球が減ることで出血しやすい状態になります。

人に感染した場合の致死率は約10〜30%と高く、命を奪うことも珍しくありません。一度発症すると重症化しやすく、治療には時間と高度な医療が必要になります

 

ちなみに猫に感染するとおよそ半分は亡くなってしまうと言われています。

ついに愛知県でも死亡例が報告されました

2025年6月、愛知県豊田市でマダニ感染が原因とみられるSFTSによる死亡例

1例目は50代女性で、5月に草むらで除草作業中に感染し、発熱後に入院して数日後に亡くなっています。

2例目は90代男性で、感染経路は不明でしたが、SFTS陽性と診断された後、6月に亡くなりました 。

最近では治療にあたっていた獣医師が死亡した事例もありました。

茨木市・高槻市も他人事ではありません。

西日本で多いですが、大阪でも発生しています。

犬や猫だけでなく人間にも感染リスクがあることを念頭に置いておく必要があります。

茨木市、高槻市の犬猫にもSFTS感染のリスクがある

最近は人間について取り沙汰されていますが、その経路は犬や猫から感染することも多いです。

特に猫はウイルス量が多く出やすく、人への二次感染のリスクも高いと報告されています。

2025年6月には三重県で、SFTS感染の猫を治療していた獣医師が自身も感染して亡くなったことが報じられました。

猫の診察時に防護具を使用していなかったのが原因とされていますが、直接マダニに刺されなくても 猫の体液から人に感染する可能性もあるという非常に怖い状況です。

マダニ予防は人もペットも絶対に必要

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SFTSを防ぐための最大の手段は、「マダニに刺されないこと、刺させないこと」です。

特に春から初夏にかけては要注意です。

マダニは活発に活動していて、山林だけでなく草むらや庭、河川敷、住宅街近くの公園にもいます。

 

 

飼い主さんとペットへの具体的な対策は次の通りです:

 

  • まず、人間側は草むらを歩く際は長袖・長ズボンを着用し、帰宅後は衣服を洗濯ししっかり肌をチェックします。

 

  •  頭皮や耳の後ろ、わきの下なども確認が必要です。

 

  • ペットのケアでは、ワンちゃん・ネコちゃんに月に1回のマダニ予防薬(スポットオンや飲み薬)を欠かさず与えることが基本です。ただマダニ吸血後のSFTSウイルスの感染に必要な期間がまだわかっていません。そのため予防薬で完全に予防ができるかはまだわかっていません。ただ、予防薬がなければマダニは吸血し続けてしまいウイルス感染のリスクが増えることは確実ですので、どちらにしても予防は推奨されます

 

 

市販品もありますが、動物病院で相談して、愛犬・愛猫に適した製品を選ぶことを強くおすすめします。

ゆうり動物病院でもワンちゃん猫ちゃんの様子に合わせた予防薬の提供をしています。

クレデリオ

ネクスガード

 犬や猫に症状が出たら迷わず茨木市高槻市のゆうり動物病院へ受診を

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もしマダニに噛まれた後、以下のような症状が見られたら、すぐに病院(動物も人も)を受診してください

こんな症状がでたら

 発熱(人:38℃以上、犬猫:元気がない・食欲がない)

 強い倦怠感やぐったりした状態

嘔吐・下痢

出血傾向(人:皮下出血、犬猫:歯肉出血・鼻血など)

人の場合、血液検査で血小板や白血球の減少が見られればSFTSを疑い、迅速に検査と治療が行われます。

動物は確定検査が難しいため、症状とマダニとの関連性を重視して処置や入院管理が行われます。

最近はSETSウイルスの検出を行ってくれる検査機関が増えてきたため血液を使った検査で確定することもあります。

ですが、多くの場合には亡くなってしまいます。

そのため特に予防が大切となります。

当院・茨木市高槻市地域での取り組みとお願い

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ゆうり動物病院では以下の取り組みを徹底しています:

       1.     マダニ予防薬の選定と投与スケジュール

       2.     マダニに刺された場合の即時受診と記録管理

       3.     院内スタッフによる防護具(マスク・手袋)着用

       4.  「マダニがついているかも」「症状が出てきたかも」と思った時に気軽に相談してください

これはただペットを守るだけでなく、人への二次感染リスクを下げることにもつながります。

また、私や愛玩動物看護師さんといった動物病院で働く人を守るためでもあります。

必ずマダニの多い期間だけでなく可能ならば年中投薬するようにしてください。

まとめ:命を守るためにも“マダニ対策”がいま最重要です

愛知県での死亡例により、SFTSがもはや局地的な問題ではなく、私たちの生活圏にも忍び寄るリスクであることが明らかになりました。

茨木市・高槻市だって他人事ではありません。

マダニは小さくても強力なウイルスの運び屋です。

SFTSは感染しても治療法は限られており、悪化すると命を落とすことさえあります。

飼い主のみなさんにはぜひ、以下の点をお願いしたいと思います:

       •      春〜初夏のマダニ活発期には特に注意を払ってください

       •      ペットに月に1度のマダニ予防薬を使用してください

       •      草むらに行った後は自分にもペットにもダニチェックを

       •      異変を感じたらすぐに病院に相談・受診してください

当院では、飼い主さんが安心して春夏を迎えられるよう、マダニ予防を推奨しています。

どのような薬を使うべきかなどの疑問でもお気軽にお問い合わせくださいね。

大切な家族の健康を、みんなで守っていきましょう。

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ゆうり動物病院

院長 樋口裕梨
567-0806
大阪府茨木市庄2-26-14-102
電話番号 : 072-648-7823


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