ゆうり動物病院

【茨木市の動物病院】短頭種気道症候群

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【茨木市の動物病院】短頭種気道症候群

【茨木市の動物病院】短頭種気道症候群

2023/05/29

こんにちは!茨木市のゆうり動物病院です。

今回はインスタグラムでも少しご紹介した短頭種気道症候群についてお話します。

 

その名の通り、頭が短い子たちのことで、要は鼻ぺちゃ系のパグやフレブルなどの子たちのことです。

この子たちは鼻の孔が狭くなっているため、呼吸器(気管や肺)に大きな負担がかかりますcrying

そして頑張って呼吸するようになってしまい、喉に負担がかかり、軟口蓋という部分が分厚く長く伸びてしまいます。

こうなるといびきをするようになったり、がーがーという呼吸音が聞こえるようになります。

いびきもガーガー音も決して普通のことではありませんsurprise

負担がかかったままだと寿命が短くなるというデータもあります・・・

そうならないように、避妊手術や去勢手術のタイミングで鼻の孔を拡げる手術を行います。

場合によっては軟口蓋を短くする手術も同時に行います。

これにより、呼吸器への負担が劇的に減り、普段の生活が楽になり、寿命も短くならないというわけですねyes

ただし、この手術にも合併症のリスクがあります。

まず、鼻の孔を拡げることで見た目が変わってしまいます。

これは受け入れていただきたいところですね。

次に、鼻への刺激により鼻の一部が白く脱色することがあります。

元に戻ることもありますが、そのまま白色のままになることもあります。

また、軟口蓋の手術では術後に喉が腫れてしまい、呼吸ができなくなることがあります。

この場合、一時的な気管切開という処置を行い、呼吸経路を確保しますが、処置が遅れれば命に関わることもあります。

こういった合併症に対処することでリスクをできる限り下げていきますが、ゼロリスクではありません。

ですので、これらのリスクと呼吸の楽さ、寿命の延長といったメリットを天秤にかけて手術を行うかどうかを考えていただきたいですenlightened

また、一定の年齢以上になると手術をしても寿命に良い影響が出ない(=得られるメリットが減ってしまう)というデータもありますし、術後の管理も困難になるため、当院では基本的に若齢の子のみを対象とした手術を行っています。

成犬の場合には、二次診療施設をご紹介していますので、ご相談くださいね。

 

写真の子は一枚目が術前、二枚目が術直後の写真です。お鼻の孔がだいぶ開いていますね

 

短頭種気道症候群についてご心配なようであれば、茨木市のゆうり動物病院にぜひご来院ください。

 

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ゆうり動物病院

院長 樋口裕梨
567-0806
大阪府茨木市庄2-26-14-102
電話番号 : 072-648-7823


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